シンガポールまだまだいっぱい書く事ありますがちょっと脱線して別の事を♪
自分は紅龍が好きです。
昔は過背金龍が好きでしたが、紅龍は成長に合わせて色が出てくるのがとても楽しみで面白くてはまってしまいました。
今回は過背金龍について・・・あくまでも自分の見解ですのでかならずあっている訳ではありませんし、いろいろな意見があると思いますが、自分で見てきて思った事を書きます。
ずっと気になっていたのがこれ
ゴールデンヘッド
日本にも何本も入荷して結構見るようになりましたが、自分が見たのは数年前にマレーシアのファームのが初めでした。
かなり衝撃を受けましたが、入荷して数カ月で色が飛んで背中は黒くなり頭の色も無くなってしまったのがショックでした。
よく過背金龍は発光バクテリア等で色上げをしていると言われますし、自分もそう思っていましたが、1月と12月とシンガポールに行ってみて、チェックしてきました♪
まず発光バクテリア等色上げのたぐいの物はありませんでした。
水替えから水槽の移動まで全部見ていましたが一切そのようなものは出て来ませんでしたし、スタッフにも聞きましたし引き出し等をチェックしましたがありませんでした。
あくまでも自分の見解ですが昔アロワナが解禁になったころ数を多く出荷する為過背金龍と紅尾金龍を交配して過背金龍として売っていたというのを雑誌で見ましたし人にも聞きました。
それからだんだん買う側の目も肥えてきてより良いものを求めるようになり、作る側がまた過背金龍と紅尾金龍の子供に過背金龍を交配して生まれた子供にまた過背金龍を交配して何度も交配を繰り返す事によって本来の過背金龍の血に近くなってゴールデンヘッドが生まれたんじゃないかと思います。
でもそうなると疑問が出て来ます。それは原種の過背金龍はどんな感じだったのか?
辻社長に以前、辻社長が初めて見た過背金龍はどんな感じだったのか聞いてみましたが、あんまり綺麗じゃないといっていました。
もしゴールデンヘッドが本来の過背金龍の姿なのであれば繁殖する前の野性の過背金龍はゴールデンヘッドだったのでしょうか?
血統を守り続けているというのを聞いたことがありますが、もし本当であれば生まれてくる子供は純血なはずなのに、なぜゴールデンヘッドではないのか?
淡水エイのように川ごとの地域個体差はあると思いますが過背金龍は過背金龍だと思います。
交配を繰り返す事によってゴールデンヘッドが出るのであれば純血の良い個体を掛け合わせていけばゴールデンヘッドの綺麗な個体が出るとおもいますが・・・どうなんでしょう?
字のまんま過背金龍は背中が巻けば過背金龍といえばそこまでですし・・・まだまだ疑問はいっぱいあります。
過背金龍も奥が深いですね♪
自分は英語が喋れませんので全部を知るまでには時間がかかりますが、少しずつファームに行った時聞いてみたいと思います。
では今回の収穫、ゴールデンヘッドが出来るまで♪
ゴールデンヘッドは生まれた時から頭が光っているわけではありません。
これは未来のゴールデンヘッドの候補達です。
各ファームで聞いてみて皆同じ答えだったのが、成長するにつれ頭は光ってくるという事です。
大体20cmを超えたあたりからわかるみたいですが、同じ腹の子供でも全部が全部ゴールデンヘッドになるわけではないみたいです。
途中経過、全身ピカピカですが頭はまだです。
別の個体ですがちょっと大きめのサイズ
確かに成長するにつれ頭は光ってきています。
ここでもう一つ♪
向こうでは過背金龍は4面真っ白のFRPに入っているのはもうご存じだと思いますし、白水槽で飼えば上りが良くなると言います。
ただ自分も白水槽で飼育しましたが、全身金ぴかにはなりませんでしたので、4面白という事に意味があるのでしょうか?
もう一つはライト♪
紅龍は24時間つけっぱなしが発色がよくなると言いますが、実は過背金龍も同じでした。(もしかして新発見!)
要は人間でいう日焼けの原理と一緒かもしれません。真っ白の入れ物で24時間ライトをつける事によって中は真っ白に光っていますから保護色で白くなって、そこに日焼けの原理で金色がのってくるんだと思います。
これも行ったファーム全部同じ答えで4面ホワイトケースで24時間ライト点灯でした。
逆に青系の過背金龍はライトをつけないと言いますので、金の発色が関係してるのではないでしょうか。
魚にはよくないかもしれませんが、綺麗ですね。
45cmオーバー こうなると完成ですね。
日本にくるゴールデンヘッドが大きめのサイズなのはこういう理由があったからなんですね。
勝手に結論ですが、よく入荷してピカピカだったのが1カ月もすると色が飛んだと聞きますが、発光バクテリアでは無く4面ホワイトケースから出す事によって保護色で黄色くなっていた部分が元に戻るのではないでしょうか。
いっぱい個体を見てきたおかげで色が飛ぶかどうか結構わかるようになりましたので書こうと思ったのですが、参考になる写真が無いのでまた別の機会に書きます。(自分で撮った写真で説明したいので)
まだまだ疑問はありますし、出来るならいつか15cmぐらいの過背金龍を飼って4面ホワイトケースで24時間ライト点灯で自分で試してみたいです。
おっしまい♪
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